やりたいことが決まっていなくても。デジタルの活動を選ぶ、小さな試し方
動画、デザイン、情報整理。何を学ぶか迷っている方へ、分野名だけで決めず、気になる作業を試して次を考える方法を紹介します。
「パソコンを使って何かしてみたい。でも、動画編集もデザインも、仕事にしたいほど好きかは分からない」。そんなときは、将来の仕事を一つに決めるより、今ちょっと試してみたい作業から考えてみませんか。
就労支援事業所でのデジタルの学びには、気になる教材や作業を試しながら、取り組みたいことを探す方法もあります。Mjupが提供する学習・実践プログラム「エスピクトスクール」も、やりたいことが決まっていなくても始められ、最初に選んだ分野だけを続ける必要はないと案内しています。[1]
分野の名前より、「何をしてみたいか」を見る
「動画編集を学びたいですか」と聞かれても、操作したことがなければ答えにくいかもしれません。まずは、具体的な作業を思い浮かべてみましょう。
- 動画の好きな場面に、短い言葉を入れてみる。
- 写真と文字を組み合わせて、一枚の画像にしてみる。
- 気になるものを調べて、分かったことを並べてみる。
これは活動を選ぶための例です。どれかを選んだから、その仕事を目指すと決めたことにはなりません。
紹介を見ても分からなければ、「この作業は、どんなことをするのですか」と聞くところから始められます。
試すときは、一度に全部やろうとしない
動画を一本完成させるところまで進めなくても、文字を一つ入れて再生してみると、作業の一部分に触れられます。画像づくりなら、用意された見本の文字を替える部分だけ試す、といった考え方です。
事業所へは、「初めてなので、短い作業を一つ試してから考えたい」と伝えてみてください。実際に使える教材や体験できる内容は、事業所によって違うので、窓口で確かめてください。
うまく操作できなかったときは、興味がないと結論づける前に、どこで止まったかを分けてみましょう。
- 説明の場所が分からなかった
- 文字の入力で迷った
- 作業を続けたいと思わなかった
同じ「難しかった」でも、次に相談したいことは変わります。
終わった後は、次にどうしたいかを考える
試した後に、上手・下手だけで結論を出す必要はありません。たとえば、次のような感想も、次の相談に使えます。
- 「文字を入れるのは面白かった。もう一度やってみたい」
- 「画像を作るより、写真を選ぶところを試したい」
- 「まだ分からないので、同じ作業をもう一度見たい」
- 「今日は疲れたので、別の日に考えたい」
これらは感想の例で、実際の参加者の声ではありません。伝えたいことを一つ選ぶだけで大丈夫です。
もう一度試す、別の作業を相談する、いったん考える。最初の1回で、向いている仕事まで決めなくて大丈夫です。
試せる場所と、仕事の条件は分けて確かめる
エスピクトスクールの学びたい・働きたい方への案内では、学べる分野と導入事業所を確認できます。気になる場所があれば、その事業所の正式な窓口で、試せる内容や利用条件、見学・体験について相談してください。[1]
既に事業所を利用している方は、「この中の作業を試してみたい」と、職員の方に案内を見せて相談する方法もあります。
学びを試すことと、実際の仕事に参加することは別です。担当する作業や参加条件は、本人の希望、事業所の体制、案件の内容を確認して決まり、仕事量・工賃・就職が保証されるものではありません。[1][2]
最初に必要なのは、将来の答えを出すことより、「これを少し見てみたい」「ここなら試せそう」を相談すること。試して分かったことを、次の選択の手がかりにしてみてください。
出典
出典確認日:2026年10月22日。体験内容や利用条件は、希望する事業所の正式な窓口へご確認ください。

